Muisc Of Many Colours、明日6/17がContactで最後の開催です。

 

久々のブログ更新になります。
皆様お元気でしょうか?
Contactが閉店になるということで、
2017年から主催したMusic Of Many Coloursを別の場所に移すこととなり、
思うことを少し残しておきたいな、と思いました。

 

2017年、最初にContactでパーティをやるぞ、って決意した時は、
ハウスが今よりも集客できない時期で、
失敗する可能性が高いからやめたほうがいいよ、みたいなことを、
大切な知人や仲間が愛情を込めてアドバイスしてくれたのを覚えてます。
今となってはハウスの定義って広くなりすぎちゃってるけど、
いずれにせよ「自分の好きなハウス/ダンスミュージック」のパーティを
ある程度の大箱で存在させておきたい、という気持ちでした。
懐古主義という訳では絶対にないのですが、
自分がハウスを好きになってクラブに通いまくっていた頃の、
みんな友達と話すよりも音楽優先で
東京ローカルのDJを聴きながら延々とダンスフロア にいる感じ、
(そしてそんな人たちが私以外にもたくさん踊ってる感じ)
そういうダンスフロア に戻ってくれたらいいのになあ、っていう気持ちで
ダンスフロアで踊りまくってるダンサー(Naokiさん)に相談して、
ダンサーの皆さんと一緒にパーティを始めることにしました。

 

 

(よくブースに飾ってました、KEEEさんいつもありがとう。)


パーティ名の”Music Of Many Colours” は
FELA KUTI & ROY AYERSのアルバムから採用しました。
FELA KUTI の出身地ナイジェリアはイギリス領だったから、
イギリス英語のスペルでColours。
そんな背景も含めて、パーティ名としていいなと思ったんですよね。
抑圧された不自由な生活でも、音楽に没頭している間は自由な心でいられる、
そんな「ダンスフロア のファンタジー」をずっと大事にしたい、
という意思もありました。
収録の”2000 Blacks Got To Be Free”最高ですよね。
勿論、文字通り、
音楽も人も「沢山の色が存在してる」パーティでありたい、
という意味も大いにあります。
2016年に南仏SeteのWorldwide Festivalに行かせていただいて

自分たちがDJした夜にDrum'nBassで超盛り上がってるのを目の当たりにして、

そこから「ハウス以外の音楽ももっと混ぜていきたい」
と強く思うようになっていました。

 

実は当時から、日本人だけでパーティできたらな、と強く思っていたのですが、
コロナ禍前は「海外のDJさんを呼ばないとイベントが注目されない」というのがあり、
(今後もその風潮は復活するのかな)
自分の好きなアーティストの中から選んで招聘するけれど、
そもそも自分の好きなダンスミュージックを好きなクラバーも少ないから、
好きなアーティストを知らない人が多く、
「呼ぶなら布教活動」みたいに、Kiko NavarroもZepherin Saintも
招聘するアーティストにインタビューとかやったりしました。
自分で呼んで、インタビュー原稿も作って、掲載してもらって。
今考えたらよく頑張ってたと思います。
勿論大好きな海外アーティストはたくさんいますが、
あまりに来日が多いし自分も来日させなきゃなので、
「日本は一年ぐらい鎖国してくれたらもっとシーンが良くなるのに」
なんて酒飲みながら愚痴ってたら、
コロナ禍がやってきて、ホントに鎖国状態になってしまった。
2019年の9月にDegoにMarcel Vogelそしてlove Injectionって、
3フロアに1組ずつ海外アーティストを入れたのがコロナ前最後の通常開催。
https://www.contacttokyo.com/schedule/momc-marcelvogel-dego-loveinjection/
そうだLove Injectionを紹介するために
ソトコトの記事書いたりもしたんだよね。
https://sotokoto-online.jp/local/508

 

コロナ禍になって心底思ったのは、
一緒にパーティを作ってくれる仲間がいてよかった、ということ。
Music Of Many Coloursはコロナ禍になってパーティできない間も
FANZINE作って忙しくしてました。
たくさんteamミーティングもしました。
”いまダンスフロアで聴きたい音楽”を答えてもらった
189名によるディスクレビュー。
これを海外のいろんなところに送ったんだよね。
Love Injectionは本当にたくさん配ってくれました。
いつも出店しているTurntableさんのおかげで
Rush Hour始めフィリピン、インドネシア、オーストラリア、って送ってもらって、
友人のharadaさんにはフランスにも届けてもらい、
Worldwide FMのMariさんにはロンドン近辺とご友人にも渡してもらって。。。
デザインはSHOWHEYさんに超超頑張っていただきました!
https://dazzledrums.bandcamp.com/merch/fanzine-music-of-many-colours

 


2020年の7月にパーティを久々に開催して、
それはまあ随分お客さんも少なくて、
(そりゃあ集客できないしコロナ怖いよね)
それでもコロナに怯えながらもパーティ続けたいって思ってました。
久々にDJブース立ったときの、「あ、鈍ったな」っていう感じが、
結構ショックで、あ、止まっちゃまずい、どんどん下手になるな、って。
でも、2ヶ月後の9月は200人軽く超えて、
(感染対策に気を配らなきゃ、という気持ちと同時に)
あ、とにかく忘れられないように続けてけいけば
コロナ禍が明けたあとも大丈夫だな、って自信がついた。
そこから2020年11月やって、
2021年1月やるはずが感染状況で延期になって
ちょっと休んでから7月、9月、11月(結構去年がんばりました)
そして今年は3月やって、
明日がContactで最後のMusic Of Many Coloursです。
https://www.contacttokyo.com/schedule/music-of-many-colours-20/

 

 

StudioではなくあえてContactフロアでKocoさんにご出演をお願いしたのは、
「DJの凄さ」をダイレクトに受け止めて欲しいと思ったから。
Kocoさんを見て聴いて「もっとDJ頑張ろう」って思う人がきっとたくさん出てくるはず。
勿論YO.ANさんSHIKISAIさんAIKO INOUEさんも楽しみ、
そしてFoyerのMax Essa(DJ好きです)も最高、
MagRenaのお二人とKebeさんも若手成長株メンバーです。
Showcaseもsessionも観て欲しいなあ。

これまでの様子、Music Of Many Coloursのinstagramに沢山上がってます

ぜひ観て欲しいな、町田さんの照明も最高です。

Dazzle Drumsはオープンの時間とエンディングの時間にDJです。
早い時間だけでもぜひぜひ、体験しにきて欲しいです。

 

私自身のDJやパーティーの醍醐味というの一つは、
お客さんに導かれて音楽も変化していくことだと思っています。
ダンスフロアにいる一人一人がどんな反応をするのかを確認しながら、
その場で選曲を変えていくのが好きですし、
それが「DJ」だと思って続けてきました。
ダンスフロアは受け手としてではなく、いつも違う個性が集まった場所で、
「DJ」は毎回その人たちと音楽でコミュニケーションしながら
一緒に進べき世界を選んでゆく。
お客さんの顔が見えると、
大袈裟じゃなく、目が見えてよかったなあって思うし、
好きな曲でお客さんが喜んでくれると、すごく嬉しいし、
その選曲でちょっと合わないな、って人がフロアから出て行っちゃうのも、
気持ちが伝わってくる分、嬉しかったりすることもあります。
何よりもここまで一緒にこのパーティを続けてきてくれた仲間に本当に感謝ですし、
自由で個性的なダンスフロア を作ってくれる
その場にいる一人一人の聴き手に、心から感謝します。

 

 

JUGEMテーマ:Dance / House Music



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