『SLOW TO SPEAK Classic House Grooves : Dope Jams NYC』

 
本日発売になりました
のライナーを書かせていただきました。
(国内盤に挿入されます。)




入稿後、
つい最近にRAにDopeJamsのインタビューが掲載されました。
私が実際に行ったとき、
日本の友達に、個人的にどんな店か見てもらいたくて
写真をとってもいい?ってお店の人に訊いたら、
「ネットに流さなければ大丈夫」と言われた。
その当時、そんな店側の意志もあって、
ネット上に店内の画像は流れてなかったけど、
RAの記事には、写真も掲載されているので、
お店の雰囲気が少しは伝わるかと思う。
私はこの記事に掲載されている試聴ブースも好きだ。

RAのインタビューを読むと、
Slow To Speakの彼らはとても挑発的、なように見える。
(それがある種のアーティスト的な立ち振る舞い、のようにも見える)。
ただ、乱暴な言葉のなかにそんな確かに同意出来るものもあって、

 「現在のダンスミュージックは酷い」Englehardtは嘆く。
 「酷すぎる。リスナーとしてどうしていいか解らないよ。好きになれる曲がなかなか見つからないんだ」

この、「どうしていいのか解らない」という気持ち、とても良く解る。
以前は、半年一年はフロアで掛けれるとてもいい曲が、
目の前の新譜の山の中に一曲はあるはずだ、という期待が
新譜を掘る原動力にもなっていた。
それが、最近はそんな曲、もう滅多にお目にかかれないものだから、
「どうしていいのか解らない」。
あと、

 Nickersonに言わせればKing StreetのベストであるTears Of Velvaの“The Way I Feel

この言葉にも同意。
私のハウスに対する初期の衝動は、この曲と、
Mood II Swing Feat. Carol Sylvan "Closer"が核になっていた。
そして、このどちらの曲も今回のCDに収録されていて、
他にも(誰がプレイしたとか、そういう保証された肩書きではなく)
自分の感覚としてクラシックスだと言えるKing Street Sounds作品が
かなりの比率で収録されており、
それを考えると、このMixCDは、
(私がNYCアンダーグラウンドなハウス・ミュージックに陶酔するものとして
他者から認めてもらえるならば)
King Street SoundsのNY的なサウンドを正確に凝縮した一枚だと言える。

何度インタビューを読み返しても、とても乱暴で、
まったく、スマートじゃない。
「じゃあ自分は何なんだよ」と言い返されてしまいそうな発言ばかりだ。
ただ彼らの、もがきながらも、とにかく続けてくという熱意が、
私はとても好きだし、
これからもし、「KSSの名曲が詰まったCDを一枚薦めてくれ」と言われたら、
これをセレクトすると思う。
NYの、アンダーグラウンドなハウス・クラシックスは、
シカゴ、デトロイトよりも生々しくて、汗と涙が見え隠れする。
感情の洪水、ずっと言い合いしてるかのような、隅間のないサウンド。
その特性がきちんとこのCDで表現されている、という点では、
このCDに嘘はないと思う。
是非手に取って聴いてみてくださいね。


JUGEMテーマ:Dance / House Music


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