A Missiing Myth。



森の奥深く、
日が暮れた後の湖畔に
わすかに反射する波の光を集めたような
そんなささやかで削ぎ落された音が
すこしずつ変化して、
深い闇夜に引きずり込まれていく。
ジャケットのアートワークも「気の強い」繊細さで、
音の内面をきちんと具現化している。
フクロウの眼。
その厳しいまなざしに、
井上薫さんの音に対するストイックな姿勢を思います。

"Malam"を収録する、
Kaoru Inoueさんのアルバム、『A Missing Myth』。
ここで紹介しようとずっと思っていながら、
随分遅くなってしまいました。

「アルバム」という形式の醍醐味は、
きちんと、最初から最後まで、一貫性があって、
世界を形作れているか、
だと思っています。
ヒット曲幾つか入っているアルバムなら、
配信で単曲買えばいいはずです。
このアルバムは、最初から最後まで聴いてゆくと、
「ひとつ」が形を表してゆく。
ぼんやりと、ことばで説明出来ない「ひとつのなにか」が
時間をかけて、私達に語りかける。
短絡的に結果や損得を求める現代とは相反するやりかたで、
失われた神話は、そうやって私達の前に現れる。

丁寧にビルドアップするノンストップな展開は
まさに薫さんのDJそのもの、とも言えますが、
私は、「その後」の薫さんが創り出すカオスは
とても力強く、視界が広がる、と思っているので、
是非プレイを聴きに行って頂きたいです。

12月1日は、
Airにて開催されている薫さんのレギュラーパーティ
groundrhythmが10周年となります。
(クリックで詳細ページに。)

Kuniyukiさんもいらっしゃって、盛大な宴になる筈、
私もなんとか時間を見つけて遊びに行きたいと思っています。
これまで薫さんのDJを聴いたこと無いかたも、是非。
最近特に思いますが、東京は、
細かなジャンルの枠に聴き手が左右され過ぎだと思います。
知識より心の震えを優先すれば、
もっと色んな音が楽しめるはず、なんですよね。





私達も、随分とテッキーで、
USソウルフルなハウスが好きな方には、
きっと首を傾げられてしまうような曲を作りました。
案の定、BPでかけると、フロアに隙間風が吹きます。
でも、きちんと、伝わるように掛ければ、
伝わる筈なんです。
そこは、DJ側としては、もっとスキルを磨かなくてはいけない。
今夜は、急に知ったのですが、
Tim SweeneyさんがDJしているとのことなので、
仕事を終えたら大急ぎで向かって、
そのあとNoriさんLouie Vegaさんを聴きに行きます。
本当はWombのEMMAさんも聴きたいんですけどね、残念。
(先日のVisionのアニヴァーサリー、
私達の周りでも、EMMAさんのプレイが大好評でしたよ)。





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